フリーランスエンジニアがアルバイトを掛け持ちすることで得られるメリットは、収入の面だけではありません。
例えば、業務先の関係者とは週に1,2回の会議で顔を合わせるだけで、基本は1人で作業を行うといったエンジニアもいることでしょう。環境によっては、一般的な勤め方と比較すると、人と会話する機会が少なくなりがちです。それによって気持ちの面で滅入ってしまうような性格の人の場合は、お客さんや同じアルバイトと密に関わるようなアルバイトを掛け持ちすることで、精神的な負担を減らせるかもしれません。
また、エンジニアの中には、維持・保守といった「トラブルが起きないこと」を最大の目標とする仕事に就いていることもあります。繁忙期で忙しいといった働き方とは反対に、トラブルさえなければ定時勤務が基本となる仕事のため、人によっては物足りなさを感じるかもしれません。
そういった場合には、例えば個人の販売数を競うような、達成感を得やすいアルバイトに就くことで、本業にはない刺激を受けられることもあるでしょう。
このように、本業にはない面白さ、あるいはやりがいといったものを得ることで、フリーランスという働き方にメリハリをつけやすくなります。フリーランスエンジニアは、会社員として企業に属しているエンジニアとは違って、会社や上司などからの評価やアドバイスなどを受けられません。
そのため、働く意欲などを前向きに持ち続ける努力をする必要があるのです。そういった場合に、本業に無理がかからない範囲でアルバイトをし、なんらかの刺激を受けることも重要なのです。